2020-01-01から1年間の記事一覧

言葉のなかに埋められた言葉を④-丁秀羅:二人の「ニム」のはざまで歌う

「ニムのための行進曲」(1982年)―光州抗争40周年に また新緑の候、風薫る5月が巡ってきました。 しかし今年の5月は、これまでの5月と変わらないブルー・スカイ・ブルーの空が不気味に沈黙しています。通りを出歩く人影はまばらで、わずかに行き合う人々…

韓国の歌シリーズ番外編:「僕が知っているひとつの事」(1992年)

ご無沙汰しています。2017年度以降、割と大掛かりな共同研究の代表者となり、若手とベテランのあいだで右往左往する中堅の中間管理職としてあたふた過ごすうちに、気がつくと、最後のブログ更新から一年もたってしまっていました。そのうちに世界はコロナ禍…